本文へ移動

施工現場を深堀り

施工現場を深堀り

田谷線街路整備工事のこと

2025-08-13
注目
田谷線街路整備工事現場(上空より)
【暗渠(あんきょ)化とは】
  <分水人孔築造工>
2024年10月から2025年3月まで行われた田谷線街路工事を今回はお伝えします。
本工事は道路建設に伴う既存水路の暗渠化を行うものです。
暗渠化とは、開渠(開放された水路)を地下に埋設された管路や箱型の構造物に変更することを指します。この田谷線の整備工事での主な工種は・・・
1.分水人孔築造工~排水の分岐や流量の調整を目的とした分水人孔の築造を行う。
2.矩形き渠工(ボックスカルバート)~プレキャストコンクリート製の箱型構造物を用いて水路の暗渠化を行う。
3.管き渠工(FRP管)~強化プラスチック複合(FRP管)を用いて水路の暗渠化を行う。
4.既設柵渠復旧工~既設の柵渠(プレキャストコンクリート製の水路構造物)を延長させ、布設したボックスカルバートへと接続を行う。
に、なります。

【1.分水人孔築造工】
<分水人孔築造工 完成>
「分水人孔(ぶんすいじんこう)」とは、下水道システムにおいて重要な役割を果たすマンホールの一種です。主に以下の機能を持っています。
・複数の管渠(かんきょ)からの下水を集めて、特定の方向に分水する。
・下水の流量を調整し、適切に分配する。
・下水道システム内の流れを制御する。
一般的なマンホールとは異なり、分水人孔は単なる点検口ではなく、下水の「分配」という重要な機能を持っています。

<型枠支保工設置完了>
<除草完了時>
【2.矩形渠工】
   <ボックスカルバート>
「矩形渠工(くけいきょこう)」とは、四角形(矩形)の断面を持つ水路構造物のことになります。主に次のような特徴があります。
・断面が長方形または正方形の形状
・コンクリート製が一般的
・開渠(開いた水路)または暗渠(地中に埋設された水路)として使用
・水の流れを効率的に制御できる構造

☆ボックスカルバートとは☆
ボックスカルバートは矩形渠工の一種で、特に以下の特徴を持ちます。
・箱型(ボックス状)の断面を形状を持つ暗渠構造物
・道路や鉄道の下を横断して水や人、小動物などを通すために設置
・プレキャスト製品として工場で製造され、現場で組み立てることが多い
・単ボックス(1連)から複数のボックスを並べた多連ボックスまで様々

※田谷現場では、プレキャストコンクリート製の箱型構造物を水路として使用しました。
<路面掘削法面養生状況>
<完成>
【3.管渠工】
   <FRP管滑剤塗布状況>
「管渠工(かんきょこう)」とは簡単に言うと、地下に水道管や下水道管を埋める工事のことです。
田谷現場では、強化プラスチック複合管(FRP管)を用いて水路の暗渠化を行いました。

☆FRP管について☆
FRP管とは、繊維強化プラスチック(fiber reinforced plastics)で製造された管のことです。ガラス繊維などの強化遷移と樹脂を複合させた高機能な管材です。

☆パイプレーザーについて☆
暗渠工事において、管渠の勾配精度を確保するための測量機械。管据付の制度を視覚的に確認することが可能になります。
<FRP管滑剤塗布完了>
<パイプレーザー>
【4.既設柵渠復旧工】
<搬入状況>
「既設柵渠(せききょ)復旧工」とは、すでに設置されている柵渠(水路の一種)が損傷した場合に、元の状態に修復・復旧する工事のことです。
柵渠は、主に農業用水路として使用される構造物で、以下のような特徴があります。
・コンクリート製のプレキャスト製品を使用することが多い
・U字型やL字型の断面形状を持つ
・水田や畑への灌漑用水を供給する役割を持つ
・排水路としても機能する

☆プレキャストコンクリートとは☆
工事現場ではなく工場で事前に製造・成形されたコンクリート製品のことです。「プレキャスト」(precast)という名称は「事前に(pre)」「鋳造(cast)」という意味からきています。

<施工中>
<完成>
TOPへ戻る