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施工現場から

施工現場から

水再生センターとは?

2024-03-21
下水処理の流れ
金沢水再生センター
 私たちが普段、何気なく使って流した水や、雨水はいったいどこに行くのでしょうか。
 下水道に流れる水には「汚水」と「雨水」があります。汚水は「水再生センター」というところに送られた後、きれいな水にして川や海に放流します。
 この水再生センターにも、SHINEIの現場はあります。2022年から2023年12月にかけては、栄第二水再生センターの反応タンク防食工事を行いました。また、2024年からは金沢水再生センターにて工事が行われます。
下水処理のしかた
  横浜市の水再生センターのしくみ
 再生センターには、沈砂池、最初沈殿池、反応タンク、最終沈殿池、接触タンクの施設があります。
「沈砂池」は、大きなゴミや石を沈殿させて除去する施設です。
「最初沈殿池」は、水をゆっくりと流し、沈砂池では取り除けなかった小さなゴミなどを沈殿させて除去する施設です。
「反応タンク」は、下水処理の心臓となる施設です。空気を送り込み、下水と活性汚泥を混ぜることで、微生物が下水中の有機物を分解し、水がきれいになります。
「最終沈殿池」は、水と活性汚泥を分離させる施設です。ゆっくりと時間をかけて活性汚泥を沈殿させてきれいになった上澄みだけを接触タンクへ流します。
「接触タンク」は、薬品を使って消毒する施設です。消毒後の水を川や海に返します。
 
再生水は有効活用されています
  江川せせらぎ緑道
 水再生センターできれいになった水(再生水)の一部は、センターの近隣商業施設や横浜市庁舎などに送水され、冷暖房の熱源やトイレ洗浄水、せせらぎ用水などとして利用されています。
栄第二水再生センターの反応タンク防食工事
  栄第二防食現場より
 SHINEIでは2023年~2024年にかけて、栄第二水再生センター内にある反応タンクの防食工事を行いました。防食工事とは、コンクリートや金属などの建材が化学的、物理的要因により劣化するのを防ぐためのもので、建材の長期的保護、構造物の耐久性を高める工事です。
 栄第二水再生センターの反応タンクは、敷地が狭いため他のセンターの2倍の深さ(11m~)になっています(普通は5m)。今回の工事は、第4系列の反応タンクなので深さは約13.5mになります。そのため足場を組んでの作業となりました。
 この栄第二水再生センターできれいになった水は柏尾川へ放流されます。水の循環が滞りなく行われるための工事もSHINEIは行っています。

栄第二水再生センター反応タンク防食工事について、くわしくはこちら


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